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【第一種電気工事士】技能試験を一発合格するための勉強法・勉強時間(独学・未経験)

こんにちは、たけです。

第一種電気工事士 技能試験は合格率が60%と比較的高い合格率の試験となっておりますが、逆に言えば40%は不合格になっております。

受験は年1回開催で不合格になれば、一年の間が空いてしまいますし、1回の受験で10,000円以上費用がかかるので、受けるからには一発で合格したいですよね。

ただ、勉強を始めるにあたり、

  • どのように勉強すればよいか?
  • どのくらい勉強時間が必要か?
  • できるだけお金をかけずに合格したい
  • 受験前に知っておくべきことは?

などを知りたいかと思います。

私はこれから紹介する方法を独学で受験対策して、一発合格することができました。(なお、私は受験時、電気工事の施工未経験でしたが、経験豊富でなくても受かります!)

本記事では、独学で一発合格するための勉強方法、勉強時間、心構え等をご紹介します。

筆者の合格証

技能試験について

第一種電気工事士の技能試験は電気技術者試験センターのホームページにて事前に告知されている候補問題10問の中から、1問が出題され施工することになります。(ただし、候補問題には電源、使用機器、器具が示されていますが、寸法やケーブルの種類などの”施工条件“は記載されておりません。)

https://www.shiken.or.jp/candidate/

↑電気技術者試験センター 技能試験候補問題リンク

試験勉強準備

第一種電気工事士試験の技能試験を受験するにあたり、以下のものを自身で準備する必要があります。

  • 工具一式(必須)
  • 候補問題練習用電線・器具(必須)
  • 4色ボールペン(おすすめ)
  • テキスト(必要な方のみ)

工具一式

試験に必要な工具は全て持参する必要があります。工具は電動工具以外のすべての工具を使用することができます。

まずは、最低限必要な指定工具は下記のとおりです。

  • ペンチ
  • ドライバ(プラス、マイナス)
  • 電工ナイフ
  • スケール
  • ウォータポンプフライヤ
  • リングスリーブ用圧着工具

以下工具は指定工具ではありませんが、準備しておいた方が良い工具を記載します。

  • VVFストリッパー
  • ケーブルカッター
  • ワイヤーストリッパー

二種電気工事士を持っていない方で、初めて第一種電気工事士を受験する方は、ホーザン様の工具セットがおすすめです。(私はセットで購入しました。もちろん、既に持っているものがある場合は、単品でも販売されておりますので、必要なものを購入いただければと思います。)

一部持っていなくても施工可能な工具はありますが、技能試験は時間との勝負であり、時間短縮できる工具は全て購入しておくことをおすすめします。(もし、試験に落ちてしまったら10000円以上の出費が翌年も発生してしまうことを考えると、少しでも合格する確率を上げるために先行投資しておきましょう!)

圧着工具で一つ注意点として、技能試験に使用するのは、リングスリーブ用の圧着工具です。

先輩から圧着工具持ってるよ!と言われ借りたところ、絶縁被覆付閉端接続子用の圧着工具でした。なんか違うなあ…と気づいてから、1,2時間無駄にネットで検索するはめになりました。(圧着マークが違っているので、事前に気づきましたが、気づかないままだったら普通に落ちてました。。)

また、既に第二種電気工事士を持っている方は、第一種電気工事士試験アップグレードキットなどもあります。

候補問題練習用電線・器具

第一種電気工事士の試験問題は事前に候補問題10問が公開され、その中のいずれか1問が出題されます。それらの候補問題を10問を施工するために必要な電線・器具もセットを準備する必要があります。

配線・器具の準備については、【準備万端シリーズ】のレンタルがおすすめです。

レンタルにするメリットとしては、以下のとおりです。

  • 購入よりも約7,000円安い
  • 練習に使用した配線廃材の分別処分が不要
  • レンタル品の返送費用無料
  • 万が一、レンタル器具が故障しても、追加費用負担ゼロ
  • 参考書や講師のサポートなど、アフターサービスが充実

購入するより7,000円も安いので、工具を揃えるだけでも、費用がかかりますので、少しでも費用を抑えることができます。

レンタルなので、配線・器具は試験終了後に返却が必要ですが、返送品は整理する必要はなく、返送用段ボールの中にどさっと入れるだけでOK。(購入だと、お住まいの自治体によっては分別が必要ですので、場合によっては返送の方が楽ちん)

もちろん返送の送料は無料です!

また、セットの内容は配線・器具のみではなく、参考書や講師への質問サポートなど、アフターサービスが充実しております。(詳しいサポート内容は下のリンクに掲載されております。)

逆にデメリットとしては、以下のとおりです。

  • 配線・器具が手元に残らない
  • 返送する手間がある。

レンタルですと、配線・器具が手元に残りません。しかし、(人によるとは思いますが、)試験合格後は配線・器具を使うことは無い可能性が高いです。(コンセント・スイッチ・ブレーカは使えるかもしれませんが、それ以外はなかなか使う機会がないです。)

私は購入をしておりましたが、下の写真のとおり、切断した配線は捨てるしかなく、器具も部屋の片隅に置物化しております。(こうなると事前に知っていたら、レンタルを選んでました。。。)

以上の理由により、私は配線・器具はレンタルをおすすめします。

なお、レンタル可能期間は”レンタル開始日~レンタルした年度の電気工事士試験が終了後まで”ですので、早めにレンタルする方がより長くレンタルができるので、今注文するのが一番お得です。

準備する練習セットの回数ですが、私は1回セットでも十分に対策をすることができました。

万全な状態で挑みたい方は2回セットを検討してみても良いと思います。

準備万端シリーズですが、もちろん購入することも可能です。(下記にリンクを貼っておきます。)

4色ボールペン(赤、緑、黒、青)

試験会場には鉛筆、シャーペン、ボールペンとどれも持参可能ですが、個人的には4色ボールペン(赤、緑、黒、青)は絶対使用した方が良いです!

技能試験で使用することになる電線は赤、緑、黒、白の4色あります。

4色ボールペンで複線図を描くことで、施工ミスを防ぐことができ、視覚的に判断ができるので、スムーズに施工することができ、時間との勝負である技能試験で強い味方になります。

(青色ペンを白色電線に置き換えて考える)

おすすめのペンは書き損じても、すぐに修正できるフリクションをおすすめします。

↓施工図イメージ

筆者による4色ボールペンを使用した複線図の写真

テキスト(必要な方のみ)

私は技能試験用にテキストを購入することはしませんでした。詳しい理由は後述しますが、ホーザン様のホームページ、Youtube動画の視聴のみで十分合格できるだけの情報が発信されているからです。

ただ、通勤時間中や、本でのインプットが性に合っている方は下記テキストをおすすめします。(合格した職場の同僚が写真や複線図がたくさん書かれていて、一番読みやすかったとおすすめしてました。)

勉強時間

勉強時間は約50時間程度かかりました。内訳としては、以下のとおりです。

①複線図の書き方:約10時間

②器具ごとの施工寸法、欠陥事例の把握:約10時間

③候補問題の実施:約30時間

技能試験の勉強方法・勉強教材

技能試験の勉強方法については、以下を意識して実施しました。

  • 勉強スケジュール
  • 勉強教材
  • 心得

勉強スケジュール

勉強は4週間前から始め、最初の1週間で複線図の書き方、器具ごとの施工寸法、欠陥事例について、おおざっぱに把握し、後の3週間は候補問題をひたすら実施しました。(やはり、実物を触り、手を動かしながらが一番頭に入ります。)

試験対策は2,3ヶ月前からと紹介しているところもありますが、私は勉強のモチベーションがあまり長く持たないため、短期集中で叩き込むスタイルで挑みました。

ただし、仕事がどんなに忙しくても、候補問題は毎日欠かさず1問は実施するようにしました。(1日でも間を空けると結構忘れてしまいます。)

勉強教材(youtube)

技能試験の勉強教材としては、ホーザン様のホームページおよび、ホーザン様のYoutube動画で勉強しました。(参考書や講習は一切購入しておりません。)

            ↓ホーザン様 候補問題解説動画

↓ホーザン様のホームページ

https://www.hozan.co.jp/corp/pc/021/

ホーザン様のホームページには、電気技術者試験センターで公表されている候補問題からホーザン様が想定した”施工条件“が記載された問題が記載されております。

実際の試験で出題される施工条件とは多少異なりますが、ほぼほぼ似た問題が出ますので、ホームページ記載の候補問題10問をしっかり理解し、1時間以内に施工できるようになれば、本番も問題なく合格できます。

複線図の書き方から施工方法まで、かなり丁寧に紹介されておりますので、本ホームページとYoutube動画だけの勉強で十分でした。(正直、講習会泣かせでは?と思うレベルです笑)

心得

①試験時間配分

候補問題を実施するときは、とにかく時間を意識してください。第一種電気工事士試験は60分ですが、おそらく時間ギリギリまで使うことになると思います。(私も試験終了3分前くらいに完成しました。)複線図に時間をかけると最後まで施工が間に合わなくなります。

複線図は遅くとも15分以内には書けるようにしましょう。

②欠陥事例の把握

候補問題を実施したら、必ず模範解答の確認および、自分の施工との違いを確認しましょう。近年は欠陥があると即失格となると聞きます。正しい施工をしっかり頭にいれましょう。

③整理整頓

試験会場にもよりますが、作業する机が結構狭いです。普段から工具・部材の整理整頓を心掛けながら作業することをおすすめします。(机が散らかっていると、ミスにもつながります。)

④試験中は結構騒がしい

試験当日の話にはなりますが、試験会場には1部屋に多くの受験者がいて、試験開始した瞬間、周りの工具の音が結構うるさく、試験開始直後数分は、少し集中力がきれていたと思います。

試験中は結構騒がしくなると、心に留めていただければと思います。(事前に知っておくと当日びっくりしなくて済むと個人的に思いましたので、記載しておきました。)

最後に

本記事では、第一種電気工事士の技能試験を独学で一発合格するための勉強方法、勉強時間、心構え等について解説しました。

私は受験時、電気工事の施工未経験でしたが、経験豊富でなくても、しっかり対策をしていれば受かります!

最近は電気工事の施工に関する動画コンテンツが充実し、非常に試験対策しやすい環境になっております。

試験勉強は時間をかける必要があり、大変かと思いますが頑張ってください!

これから勉強される方のお役に立てれば幸いです。

記事を最後まで読んでいただき、本当にありがとうございます!

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